職に貴賎なし と人は言えり
職に貴賎なし!
どういう意味だろう
そう、例えば、ごみ回収のおっちゃんと旅客機のパイロット、この2者には貴賎はないよね!
でも、例えば、訪問販売であの手この手で要らないものを売りつける人と、農業従事者だとか介護従事者とかとを比べると貴賎はある!と言いたいよ。
実際に人の世に役立ってるか、みたいなことだね!
こっから教養コーナー。
そもそも、職に貴賎なし、という言葉を発したのは石田梅岩という江戸時代の町人だったのですが、「士農工商は役割が違うだけで、貴賎はない」という意味合いで言っているのです。あくまで人の世への貢献は前提としている。
石田自身、同じ町人向けに学問を開いて、「勤勉、節約、布施」と「正直」であることを説いたとか。
こういう清廉?ぶりが日本人らしさなのかなあ、と最近は思う。